多重露出でストロボを使う

お久し振りです。

今日は、多重露光とストロボについて語ってみようかと思います。

実は、先頃キヤノンから発売されたEOS5DmarkⅢを手に入れました。

この機種の細かい話はここでは省いて、このカメラが新しく搭載した機能、

「多重露光」を使って写真を撮った時の話をしたいと思います。

多重露光を行うには幾つかのポイントがありますが、今回は「加算平均」

を使っての撮影にストロボを持ち込んだ時のお話をします。

ある撮影で、レストランの概観を撮影した時のことです。

先方の都合で、日照条件の丁度良い時間帯、つまり「ほぼ順光」になる

時間での撮影が出来ず、逆光状態の中での撮影になりました。

Daylightsynclo002

これ(↑)でも良かったのですが、クライアントからもう少し手前を明るく

という要望が出てしまいました。

そこで多重露光での撮影を思いつきました。

まず、ストロボなしの状態の画像を撮影します。

そこにストロボを手前に向けてだけ発光させて撮影します(↓)
Daylightsynclo001_3

この二つの画像から完成ショットを作り出しますと…

Daylightsynclo003

↑↑のように完成ショットが出来上がります。
※実際の画像は使えないので今回用に撮りましたので分かり易い

画像になっております。

今回のように、手前だけ(とか奥だけ)明るくしたいような場合には

多重露光+ストロボの組合せが一人撮影の場合には役立ちます。

ニコンユーザーの皆さんや今回EOS5DmarkⅢを買われた方々!

是非、多重露光+ストロボを試してみて下さい。

ではでは~

後幕シンクロ

ストロボの使い方、知っているようで知らない人が多いです。

今日は、そんなストロボの使い方の中から「後幕シンクロ」

という使用方法をお話してみます。

時に、ストロボの使用方法以前にカメラの話をしなくては

いけません。

カメラの何を話すのか?

シャッターの機構の話です。

シャッターには色々な機構が用いられていますが現在の

一眼レフカメラにはフォーカルプレーンという方式が採用

をされています。

この形式では撮像素子(フィルム面)の直前にシャッター

が置かれます。

このシャッターは、「先幕」と「後幕」の二枚の「遮光幕」で

構成されています。

「先幕」は撮像面を覆っていて、シャッターを切ると上下

あるいは左右の何れかの方向に走って、撮像面に光を

取り込みます。

「先幕」が動き始めると、時間差(シャッターの速度により

異なる)で「後幕」が「先幕」を追いかけるように動きます。

「後幕」が撮像面を覆った時点で露光が終了します。

簡単な説明なので分りにくいかもしれませんが、以上が

フォーカルプレーンシャッターの機構です。

詳しく知りたい方はご自身でお勉強してください。

さて、ストロボの話に戻ります。

通常、ストロボは先幕が全開(撮像面が全て見える状態、

あるいは先幕が上がりきった時点)になった時点で発光

するようになっています。

これを「先幕シンクロ」と呼びます。

これに対し、後幕が動き始める瞬間にストロボが発光を

するようにしたのが「後幕シンクロ」です。

さて、難しい話はこれくらいにしておいて「後幕シンクロ」

にすれば何が起きるのか?をお話ししましょう。

先幕シンクロでストロボを発光させると露光が始まった

瞬間にストロボの光で照らされた被写体(背景を含む)

は写し込まれます。

主要被写体が発光体でなければこれでも何ら問題はない

のですが、主要被写体が発光体の場合には困ったことが

起きます。

何が起きるのか?

光線が主要被写体を追い越して前方向に伸びてしまう

という不可思議な現象が起きてしまいます。

例えば、提灯を持っている人を撮影するとします。

提灯を持った人を写した時、提灯の光の光跡は後方に

向かって延びるべきですが、先幕シンクロでは人物への

露光が先に終わってしまい、発光体である提灯の光だけ

が露光され続けます。

その結果、人物の前方に光跡が伸びるという不可思議

な写真が出来上がってしまう訳です。

これを回避するために後幕シンクロが必要です。

先幕が開き、露光が始まった瞬間には、まだ人物には

ストロボの光が当たらず、提灯の光だけが露光される。

人物は移動し続けているがまだストロボは光らない。

ある程度露光が進み、いよいよ後幕が上がり始める

その瞬間にストロボが発光し、露光を終える。

その結果、人物の後方側に光跡が延びる自然な写真が

撮れることになります。

この方法はお祭りの時などに使うととても効果的なので

ぜひとも覚えておいて下さい。

今回は、後幕シンクロの面白い使い方として鉄道写真の

作例を上げてみました。

参考にしてみて下さい。

※念のため…

夜の鉄道写真ではストロボ焚いて撮ることがあります。

ただし、運転手に向かっての発光は絶対にやめて下さい。

安全運行の妨げになります。

鉄道写真でのストロボの使いどころは別の機会に改めて

解説してみたいと思います。

こう、ご期待を!

4p9c0373

ストロボ持って出かけよう

皆さんこんにちわ!リニューアルオープンしました!!

ブログタイトルを一新し、新たに臨む「ストロボここだけの話」

ストロボを愛する人間のストロボのためのブログです。

今まで以上にご愛顧下さい。

よろしくお願いいたします。

さて、リニューアル企画の第一弾は「ストロボがあったら…」

的なお話をさせていただきます。

季節柄、カメラを持って出掛ける方は多いと思います。

肩や首からぶら下げて…、カメラバッグに押し込んで…、

色々な形で出掛ける時のお供にされる方、あるいは

撮るのが目的で出掛けられる方、色々居ますが

ストロボを持って行かれる方、どれ位居られます?

ストロボを持っていれば結構助かるシーンって

ありますよ!

今日はそんなシーンの一枚をお見せします。

Img_7831
菜の花がとても沢山きれいに咲いていました。

沢山の方が同じような写真を撮っていましたが

この時、ストロボがあればもっときれいに撮れます。

もちろん、上の写真もきれいですがストロボを少し

の光量で光らせてあげるだけで菜の花の黄色が

より一層際立ちます。

比較のためにもう一度非発光の写真を見て下さい。

Img_7831_2
自分で言うのも何ですが、キレイに撮れています。

ですが、半逆光のせいか少し菜の花の黄色が

くすんでいるようにも思えます。

そこで、ストロボの出番です!

ストロボの光量を若干弱め(調光補正をマイナス)

に設定し直焚き(被写体に直接当てる)します。

このような撮影シーンなら背景に出る陰の心配は

要りません。

背景が抜けているので葉の花の後ろに影は出ません。

まぁ、とりあえず画像を見て下さい。

Img_7830_3
わかりますか?

菜の花の色が鮮やかに変わりましたよね!

花の中央部がやや暗く、沈んでいたのが

パッと明るくなりました。

全てのシーンで使えると言う訳ではないですが、

持って出掛けていればこそ!の作品です。

因みに、内蔵ストロボでもいいんじゃないの?

と思われた方、いらっしゃいますよね?

内蔵ストロボではフードにストロボ光が当たり

要らぬ陰が出ることがありますのでお勧めは

出来ません。

ある程度高さの確保できる外付けストロボを

是非、使いましょう!

持って出掛けることを苦にせず、どんどん使って

良い写真を撮ってください!

Img_7831_3


Img_7830_4

上;ストロボなし

下;ストロボあり

カメラ;EOS5DmarkII

レンズ;EF100-400mm F4.5-5.6L IS USM

ストロボ;Di866 MARK II

撮影地;大阪市立長居公園

ルールは守ろう

最近、マナーの悪い写真愛好家が増えてます。

このブログを読んでいる皆さんは、きっと大丈夫だろうと思いますが

本当にマナーの悪い人が増えて少し肩身が狭い思いをしています。

なぜ、肩身の狭いを思いをしているのか?

実は趣味で、あくまでも趣味で鉄道写真を撮っています。

まぁ、仕事でも撮る事はありますが…

鉄道写真はストロボ使っちゃ駄目なんです!

基本です。

列車に向けてストロボを炊いたらどうなります?

運転士さんが面食らいますよね、ちょっと考えれば分る話です。

それが、分っていない人が多い!

それで鉄道写真愛好家(撮り鉄)です!

と言って欲しくない!!と言うのが本当の愛好家の嘆きです。

安全運行の邪魔をせずに撮れる範囲で写真を楽しむのが

愛好家の愛好家たる所以です。

本当に、マナーを守って撮ってください。

そういう人たち(マナーの悪い人)の集まりが写真愛好家だとは

思われたくないので!

さて、マナーの話をしたついでにストロボのマナーについても

少し触れておきます(長い前フリだったかも…)

ストロボには発光禁止場所があるのをご存知ですか?

動物園、植物園、美術館、劇場(ホール)

上記のような場所ではストロボを発光させてはいけません。

以下に簡単な理由を述べておきますのでご確認下さい。

まぁ、読まなくても推理は出来ると思いますが念のため。

<動物園と植物園>

人間でも突然目の前でストロボを炊かれたらどうなりますか?

目の前が見えなくなりますよね。

人間の場合は「あ、ストロボか何かの光だな」と理解してくれますが

動物はそうはいきません。

ストレスを感じたり、驚いて急に暴れだしたりします。

酷い場合には暴れだして壁や檻にぶつかりショック死したりします。

誰のせいですか?

ほんの軽い気持ちで発光させたストロボでも動物にとっては脅威や

凶器になります。

特にコンパクトデジカメを持っている人は気をつけてください。

気軽にシャッターを切っていますが、動物園や植物園、水族館に

入る際には発光禁止のモードにしておきましょう。

設定画面へは大抵、十字キーの上方向に設定画面が設定されて

いるはずです。

植物園は、屋内で育てているものに注意してください。

屋内で育てている植物は結構、日照時間を管理されている場合

が多く、過度にストロボを炊かれると開花時期が早まったり発育

バランスを崩したりする可能性があります。

酷い場合は枯れてしまいます。

ここまでの話、嘘ではありません。

実際に大阪の海遊館と言う水族館では名古屋水族館から

きていたマナティがストロボのせいでストレスを感じて死んで

しまいました。

また、ある動物園ではコアラが死んでしまった例もあります。

※大抵の動物園画はコアラ厩舎は撮影禁止になっています。

くれぐれも、ストロボの使用にはご注意下さい。

<美術館>

美術館でストロボの使用が制限されるのは絵画の絵の具に

耐光上の問題があるからです。

海外の美術館では場合によってはカメラを取り上げられたり

直ちに退館させられたりすることがあります。

彫刻はこの限りではありませんが、美術館での撮影には特に

注意をして下さい。

<劇場(ホール)>

劇場では演劇や演奏会など多岐に亘って諸々のイベントが

行われています。

この様な場所では演出効果というのがとても大事になります。

通常、演劇は照明を用いて臨場感を演出しますがストロボを

炊かれると急に現実世界に引き戻されてしまいます。

(背景の建て込みや見えなくてもよいものが見える)

せっかくの演劇が台無しです。

絶対にストロボは炊かないで下さい。

あと、演奏会でもストロボの発光はNGです。

ストロボの光で演奏者が楽譜を見落とすことや企画

演出を含ませている演奏会では演劇のときと同様に

演出効果が薄れてしまいます。

どうしてもストロボを使いたいのなら劇場や主催者に

許可を取りましょう。

ただし、本番では許可は下りません。

あくまでもリハーサルのみです。

念のため…。

さて、色々とお話してきましたがストロボの発光禁止場所

ご理解いただけましたでしょうか。

発光禁止場所を守ると言うことは写真愛好家としてルール

を守っています、と周囲にアピールすることにもなります。

愛好家がルールをしっかり守ることで一般の方々の鑑に

なれるよう、私も注意をします、皆さんも注意してください。

バウンスの裏技

こんにちは!

今回は短期間で再会できましたね(笑)

今回はズバリ!「バウンスの裏技」です。

前々回でバウンス撮影は素晴らしいという話をしました。

前回では、そのバウンスは万能ではないと言う話をしました。

今回はその万能ではないという面を何とかカバーするような技

裏技を幾つかお教えしようと思います。

さて、まず一番初めにお話しをするのはストロボ以外の道具を

使わない裏技です。

「バウンスの裏技」と聞くと普通、何か使うんだろ?的な発想

しますよね?

でも、使わないんですよ~、ホントに使わないんです。

この裏技にはきちんと名前があります。

つまり、知る人ぞ知るちゃんとした技法だと言う事です。

裏技の名前は…(引っ張ります)

裏技の名前は…「フェザーリング」です。

この裏技は某映画雑誌でよく多用されていたという本当に

素晴らしい技法です。

では、解説します。

フェザーリングのやり方はとても簡単、だけどちょっと難しい

のでよく読んで何度もチャレンジして下さい。

フェザーリングと言う技法はバウンスのようにストロボの光を

柔らかくして被写体に照射させるという技法です。

簡単に説明すると、ストロボの「光軸(芯の部分)」をずらして

弱くなっている光の部分を被写体に照射するという事です。

ただ、バウンスと違い、反射光を使う訳ではないので、本当の

意味ではバウンスの裏技と言ってはいけないのかもしれません。

ですが、ストロボを直射せず、発光部を上下方向や左右方向に

ずらして発光させる事はバウンスに通じるものもあるので今回は

目を瞑って聞いてて下さい。

さて、やり方ですが、ストロボの発光部をバウンス撮影時の位置

よりも少しだけ低くします。

みなさん知っての通り、ストロボの光は発光部から四角錐状に

広がっていきます。

この時、中央部分(芯)から外側に向かって次第に光は弱くなっていく

のですが、この弱くなっていく光を被写体に当てるという技法です。

この弱くなっていく部分の度合いはその時の距離や角度によって様々

ですし、弱まり具合も撮影者によってイメージがバラツキが出ますから

この部分を何度も撮影する中で自分の思うイメージに仕上げて下さい。

で、一応失敗例を作例としてご紹介します。

成功例だと綺麗になり過ぎてフェザーリングがどういうものか分り難い

のであえて、あえて失敗例です。

B0001051

分りますよね?

顔の部分にだけストロボの光が当たって顎以下の部分が

アンダーになっています。

これをうまく活用すると屋内だけでなく、屋外でも使う事が

出来ますので重宝します(レフ板を使わなくてもよくなる)

さて、フェザーリングは便利ですが、中々一発OKという訳

にはいきません。

何度もチャレンジする事もありますので、素早い撮影には

向きません。

ご注意下さい。

さて、今度は本当の意味で「バウンスの裏技」です。

この裏技の場合、道具を使います。

道具と言ったらみなさんピンとくるものがありますね?

そう、レフ板です。

けど、レフ板は使いません。

レフ板があれば理想ですがそうそうレフ板を持って撮影は

出来ませんよね?

アシスタントがいるなら話は別ですが、プロでもないのに

アシスタントが居るアマチュア写真家って居ます?

仮に居たとして、一々、撮影にアシスタントを連れて行く

アマチュアの人は多分居ないですよね。

そこで、レフ板ではない道具を使います。

この道具、一般的にはバウンサーと呼ぶ事にします。

バウンサーはバウンスを補助する道具です。

布状のものや筒状のもの等、色々ありますが今の流行は

乳白色をした筒状のものをストロボの発光部分に装着を

して使用するタイプのもののようです。

小生も現在は筒状のものを使用しています。

これがあると何がよいのか?

天井が高くても、天井に色が付いていても全く無関係に

バウンス撮影ができます。

バウンス撮影の主たる利点は、ベタ光にならずその上

キチンとキャッチライトは入れる事ができる、ですが

これを屋外でも出来るようになります。

しかも、撮影者以外のアシスタントは必要なし!

もちろんレフ板も必要なし!

いいでしょ?

ストロボって本当に便利で、工夫次第ではストロボでしか

撮れないような写真が撮れるんだけどどこか敷居(?)が

高いような写真用品です。

でも、こういった道具を手に入れてどんどん使ってみて

下さい!

きっと楽しい撮影、あるいは作品作りが出来るようになり、

写真の幅が今まで以上に広がると思います。

頑張って下さい。

追記;小生が使っている筒状のバウンサーはアマゾンで

購入していただけます。

ゲイリーフォンのスフィアというモデルです。

参考にしてみて下さい。

なお、安価なものは買わない方がよいと思います。

移動中に抜けたりしますので格好悪いです。

バウンスは万能選手?

みなさん、お久し振りです。

前回のお話から幾分日数が経ち過ぎてしまいましたが

お元気でしたか?

日本海側では大雪だそうです。

関西在住の人間には縁の遠い話ですが心配しています。

雪下ろしの際には十分にお気をつけ下さい。

さて、前回「バウンス」という技法を用いてストロボを使えば

みなさんの撮る写真がワンランクアップします!

とお話しました。

どうでした?

12月には忘年会やクリスマスパーティー、1月には新年会に

賀詞交歓会など屋内で写真を撮る機会が多くあり、きっと

バウンスを多用して喜ばれる写真が撮れたと思います。

やっぱり、バウンスって便利でしょ(笑)

素晴らしいこと、お教えしましたね。

ところで、この素晴らしいバウンスという技法ですが

残念ながら万能選手ではないんです。

実は…、バウンスには不向きな条件、状況があります。

前回は良い点ばかりをお話してしまいました

それ故に、まるで「万能選手」のように思われた方が

いらっしゃるかもしれません。

そこであえて、もう一度言います。

バウンスには不向きな条件、状況があります。

このことを知っておいてください。

今から不向きな条件、状況をお話します。

参考にして下さい。

バウンスは、ストロボの光を反射物(一般的には天井)に一度当て、

その反射光を被写体に照射すると言いました。

つまり、反射物までの距離が遠いとバウンスは出来ない

事になります。

何故か?

何故でしょう、ちょっと想像してみて下さい。

ストロボの光量は無限大に大きい訳ではありません。

性能上の問題で機種ごとに最大値(最大光量)が決まっています。

元来、ストロボの光量は、距離の2乗に反比例します。

つまり、光量が一定値なら、距離が延びれば延びるほど適正光量

からは不足していく事になります。

詳しい事を話し始めると話が長くなるのでもし、ご要望があれば

次回以降でお話させていただきます。

どしどし、ご要望下さい、よろしくですm(_ _)m

とにかく、最大光量を超えてしまえば後は「撮影距離」が

遠くなるにつれてストロボの光は弱くなってしまいます。

バウンス撮影の場合、一般的には反射物までの位置関係を

底辺とする「二等辺三角形」になる訳ですから素直に直線で

結ぶのとは違ってきます。

更に照射するための距離が延びる訳です。

ストロボを選ぶ時に、プロが光量の大きなものを選ぶ理由は

ここにあります。

ストロボの最大光量が小さいとバウンス撮影がし辛い訳です

さて、反射物までの距離は一体どれ位までバウンス撮影を

する上で大丈夫なのか?

正直に言いますと「正解」はありません。

使用するストロボの最大光量、ISO感度、絞り値や周辺光量

等々、諸処の状況によって変化する撮影状況ではその都度

確認してもらう以外に正解の出しようがありません。

ただ、例えば…

幕張メッセや、東京ビッグサイト、インテックス大阪のような

巨大な展示会場では全く使えません。

(一部に例外の場所はありますが、展示会場としては無理)

とりあえず、天井が高過ぎる場所では使えない。

一般的には「反射物までの距離がある場合は使えない」です。

これが一番目の注意点。

もう一点、不向きな条件、状況があります。

それは、反射物に色が付いている場合です。

例えば、通常の天井なら変な色は付いていないでしょう。

ですが、ホテルの宴会場や結婚式場の披露宴会場などには

天井に赤い布を張っていたり、金色の壁紙が貼っていたりする

場合があります。

こういう場所でバウンスをさせるとどうなるか?

先に正解を言います。

写真に天井の色が被ります。

B0003628

作例にもある通り、薄っすらとピンク色になってしまいました。

これは東京ビッグサイトで撮影したものですが擬似的に赤いパネルを

天井に置いて撮影しました。

こういう写真にならないよう、くれぐれも天井(反射物)の色には注意

して下さい。

ところで、バウンスは万能選手ではないというお話をしました。

では、天井が高かったり、天井に色が付いていたりしたらどうするか?

裏技が幾つかあります。

代表的なものを次回、お話させていただきます。

今度は早めに再会できると思います。

是非、お楽しみに~。

外付けストロボで何が出来る?

突然ですが、「外付けストロボ」使ってますか?

ストロボ自体(内蔵、外付けに関係なく)、使ってない人が多いですよね。

今日は、そんな人に向けてちょっと良い話しをしてみますので読んでみて下さい。

ストロボ、特に外付けストロボを使うとワンランク上の写真が撮れる。

そう聞くと、興味が湧くでしょ?

外付けストロボでワンランク上の写真が撮れるためのワザをお教えします。

ワザの名前は「バウンス」と言います。

写真のことを少しかじった方にとっては聞いた事のあるワザかもしれませんが、意外と使ってないワザです。

まぁ、知らない人もいると思うので知っている方は後半からどうぞ。

「バウンス」は簡単に言うと「反射光を利用して被写体を照射する」という技法です。

何の反射光か?

ストロボの反射光です。

どうやって反射させるのか?

また、なぜ直射しないのか?

これについて少し触れてみます。

まず始めに、ストロボを使うと何となく違和感のある、如何にもストロボを使いました!的な写真に仕上がる事が多々あります。

これはストロボ光を直接照射する(直射)事に起因しています。

この直射が生み出す「直射光」と言うやつは、とても強い指向性を持っています。

この強い指向性を持ったストロボ光が被写体に当たると、被写体(特に人物)の持つ「立体感」を損ない、凹凸の無い平面的な見え方をしてしまいます。

0002

しかも背景にいや~な影が出る、そして頬の辺りにテカリもでる。

だから「ストロボを使わない」という人が多い。

更に「ストロボは使わない方が良い」というように教える写真教室の先生もいる。

「ストロボを使わずにISO感度を上げて撮影した方が良いですよ」という指導が入る。

だから「ストロボ使うと変な写真になる」と思っている人が多い。

ここで注意して欲しいのは「使わない方がベスト」だと言っているのではなく、「使い方を知らないのなら使わない方がベター」或いは「バウンスが出来ないストロボならストロボを使わない方がベター」だという事を言っているのだ、という点です。

なぜ、ベターな事を言うのか?

バウンスはストロボ全てに共通している手法(技法)ではなく、内蔵ストロボや一部の外付けストロボでは使えない手法なんです。

だから、ベストではなく、とりあえずベターを選んでいる訳です。

さて、バウンスがとても良い手法である、と言う事はお分かりいただけましたね。

わかったら、次はどうするか?

そう、使い方を知る!って事になります。

やり方はとても簡単ですが、意外と知らない事があるかもしれません。

だから一応読んでみて下さい。

やり方その1;ストロボを通常通りに取り付ける

やり方その2;発光部を天井や壁面(出来れば天井)に向ける

やり方その3;普通に撮影する

え?これだけ?

そう、これだけ。

拍子抜けでしょ?

でも、たったこれだけでISO感度を上げてノイズの多い写真にするよりも

ストロボを直射して「如何にも」な写真を撮るよりもグッとナチュラル(自然)で

その場の雰囲気を損なわない写真が撮れるようになります。

0001

因みに、カメラのモード設定はプログラムででも絞り優先AEでもなんでも大丈夫です。

(とは言え、絵柄のモードを選択するとストロボ自体が使えなくなるのでその時はNG)

また、バウンスさせるときのストロボの発光部の角度を疑問に思う方もいると思うので

アドバイスを少し。

基本は75度以上の角度被写体間ので距離が離れればそれ以下の角度も考えられますが

そんなに離れていてはバウンス自体に余り意味が無くなるので考えなくても良いと思います。

また、至近距離であれば真上(90度)に向けておけば大丈夫です。

簡単にできることが改めて分かってもらえましたか?

最後に同じ場所、同じ被写体で直射、バウンス、高ISO感度のそれぞれで撮影をした写真

3枚をお見せします。

高条件での撮影でしたのでバウンスと直射の比較は分かり難いかもしれませんがじっくり

見比べてみて下さい。

きっと違いが分かると思います。

<高ISO感度で撮影>

0003

<バウンスせず、直射して撮影>

0001_2

<バウンスして撮影>

0002

今回の締め

今まで「ストロボは持っているけど余り使わない」と言う風に「使わず嫌い」だった方、是非

外付けストロボ使って、より良い撮影にチャレンジしてみて下さい。

楽しいストロボライフがみなさんを待っています。

レッツ・チャレンジ!

次回はバウンスのちょっとしたお話をしてみます。

乞う、ご期待。

機材協力

「ストロボココだけの話」はニッシンジャパン株式会社が機材協力を行なっています。

Nissindigitalogo1